旭富士 本みりん(簡単レビュー)
旭富士 本みりん(簡単レビュー)
岡山の老舗 藤澤藤左衛門商店さんの旭富士 本みりんを友人より頂きました。
ちょこっと使ってみたのですが、薄味で作った煮物では照りも良く
非常に美味しいく、みりんでここまで味が変わるのかと思ったので
簡単にレビューします。
旭富士 本みりんとは、、、
1896年から続く藤澤藤左衛門商店さん
の作る本みりんです
完全手作りで使用するお米も岡山産100%
糖類や余計な物を加えず、昔ながらの作り方を守り
長期熟成して作られる、料亭でも贔屓にされている
みりんのようです。
飲用としても、食前酒、ソーダ割りでも飲める
梅酒作りにも使えるとの事。
みりん梅酒←法的に作ってはダメのようです
家にある味醂と飲み比べてみる
某本みりん
甘い、結構アルコール臭い。
アルコール臭と雑味のあるシロップと言った所か?
飲める物ではない。
(アルコール度数13.5-14.5度)
旭富士 本みりん
コクとしっかりした甘みがあるが、甘みの
キレが非常によいリキュールのようだ。
普段使う味醂は味も悪く甘みがべったりと残るが
これは別物です。
(アルコール度数13.5-14.5度)
個人的な印象としてはジャマイカのCORUBAに
似ているが感じがします。
上物のみりんはデザートともよく合うとフレンチの
シェフが言っていた事を思い出しました。
旭富士 本みりんの外箱 |
瓶はグリーン 遮光タイプでしょうか? |
このみりんを使って今回は 蛸と胡瓜の酢の物と鯛茶漬けを作りました。
蛸と胡瓜の酢の物
まず酢の物はみりんにアルコールが含まれる為
みりんは煮切ってアルコールを飛ばして作ります
三杯酢の比率も1:1:1ではなく
酢2:本みりん2:醤油1で作りました
材料は、、、
茹蛸の足1本(約200g)と胡瓜2本、薬味に大葉の千切りを加えた
非常にシンプルなレシピです
うま味とキレのある甘味とコク、まろやかで上品な印象です。
わかりやすく酢の物がおいしく出来ます。
ここまでみりんで味が変わるのかと驚きました。
鯛茶漬け
鯛を漬けにして鯛茶漬けを作ります。
鯛の漬け汁は漬け汁の基本 醤油3:本みりん1:酒1の割合で
鍋でアルコールを飛ばして作ります。
冷めた漬け汁に擦った白ごまをたっぷり加え
薄く切った鯛の身を漬け込みます。
煎茶やほうじ茶で良いのですが、今回は鯛のあらでとった
出し汁を使います。
鯛のあらをしっかりと洗い、一度霜にした後、出しを取り
醤油等で味を調えています。
材料は、、、
刺身用の真鯛の柵、醤油、本みりん、酒、白ごま
鯛のあら1/2匹分 出し昆布1枚 薬味として大葉を4~5枚
普段作る漬けダレよりも風味とコクはかなり良く上品な仕上がり、
胡麻との相性も良く鯛の旨みを引き立ててくれます。
みりんは料理にうま味やコク、甘味を加え、和食では欠かすことのできない調味料です。
良いみりんは味を格段に上げ、深いコクとうま味を料理に与えてくれます。
一度使えば、このみりんで作る料理の味の違いに驚くはずです。
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